レポート>カンボジアスタディーツアー     (’14/3/23~31)

 

カンボジアスタディーツアー
 JLMM(日本カトリック信徒宣教者会)企画のカンボジア・スタディーツアーに、2014年3月22日から31日まで参加しました。高松教区からは私、神学生3名、青年3名の計7名、大阪教区からは司祭2名、青年2名の計4名、広島から青年1名の総勢12名でした。
 ふれあい(現地の人々との出会い・交流)、ボランティア(子どもの教育活動にボランティア参加)、学び(歴史と文化を学び、平和について考える)の三本柱を中心に、主な訪問地や活動は、プノンペンでの現地学生との交流、ゴミ集積場における衛生教育見学、ポルポト時代の刑務所やキリングフィールド見学、トンレサップ湖の水上集落(水上教会や水上学校)訪問、地方の町(首都から200キロ)でのホームステイ、ポルポト政権による神父殉教地訪問、アンコールワット見学、戦争博物館見学、地方の村(首都から300キロ)での子ども教育プログラム見学等々でした。
    Br.八木信彦

 

3/23(日)
ミサ
プノンペンの学生たちと合流
マーケット・王宮など見学
学生寮にてスポーツ大会・ワークショップなど
学生寮にて夕食 
 
 カンボジアで初の朝を迎えた。ミサを受けるため車で街を走り教会へ。カンボジア人は朝が早く、街はすでに活気に溢れていた。多くのバイクや車が走っている道路は無秩序に近い状態であり、私はただただ唖然とするしかなかった。
 言葉が違っていてもミサはミサだった。ギターや笛などの楽器と聖歌隊の美しい歌声。スタディーツアーの初日の朝一番にミサを授かることができ、歓びを感じた。
 プノンペンの学生たちとの交流はとても楽しい時間だった。学生たちは私のつたない英語に最後まで耳を傾けてくれ、常にこちらを気遣ってくれていた。一緒に踊った阿波踊りのあのひとときは決して私は忘れない。
   番町教会 河合 幸

 

3/24(月)
プノンペン郊外にて、ゴミ集積場と隣接する村における衛生プログラム、母親センター視察
ババヘラアイス(屋台)試食
トゥールスレン刑務所見学
キリング・フィールド見学食 
 
 私達はカンボジアの首都プノンペンの郊外のごみ集積場へ向かった。そして午後からはかつて反共産党主義者や知識人をトゥールスレン刑務所に収容、拷問を行いキリングフィールドにて対量虐殺をした場所へ訪れた。
 人々がごみを拾い生計を立てているごみ集積所にはJLMMがここで暮らす人々を支援していた。識字教育を子どもたちに行ったり屋台を提供したりなど現地の人々と寄り添って活動していた。
 午後からは凄惨な現場を見学した。亡くなった人々の骸骨、拷問の描写や器具、とらわれた人々の写真。生々しい負の遺産を目にした。人はどうしてこんなに残酷になれるのかそうJLMMのスタッフの方と話しているときその残酷さを包む愛も人にしかできないと言われたとき私はこの場所に深い学びを得られたと感じた。
   松山教会 深堀景應

 

3/25(火)
コンポンルアン(水上集落)へ移動
水上教会活動見学。子ども達と交流会
水上集落訪問
コンポンルアン水上教会泊 
 
 午前9時頃、プノンペンに別れを告げながらトンレサップ湖の水上村に向けて出発。3時間ほどで目的地のトンレサップ湖への入り口である船着き場に到着。そこからボートに乗って水上村へ向かった。10分ほどボートに揺られていると広大な湖にポツリと浮かぶ建物の集まりが見えてきた。村のなかへ入り少し進むと教会に到着。1時間ほど水上村の子ども達と遊んだ。子ども達は本当に元気すぎて、素敵な笑顔で、目がキラキラだった。自分も子ども達に負けないように力の限り遊んで汗びっしょりで本当にへとへとになったが、子ども達と遊んだあの時間はとても幸せなひと時であった。その後、水上村についての話をJLMMのスタッフから伺ったあと、ボートに乗って水上村の周りを見学した。時刻はちょうど夕暮れ時であった。トンレサップ湖からみた夕日は本当に美しかった。そしてまた教会へ戻りみんなで晩御飯を頂いて、水浴びをして、星空のもとみんなで語り合ったあと、それぞれ床についた。(翌日へつづく)
   桜町教会 渡邊 信

 

3/26(水)
水上集落の識字教室、幼稚園視察
バッタンバンへ移動 
 翌朝、教会で行われている識字教室を少し見学させてもらったのち、再びボートに乗って水上村を後にした。
   桜町教会 渡邊 信
ホストファミリーへのお土産を購入(マーケット)
ラチャナ・ハンディクラフト見学
各自ホストファミリーと各家庭へ
ホームステイ泊
 4日目の午後からはバッタンバンに向かいました。途中、1つの巡礼地を訪問しました。1978年、当時のバッタンバン教区の司教様が、クメール・ルージュに殺害された場所です。皆で祈りの時を持った後、ラチャナという民芸品の製造販売所を訪ねました。こちらも、JLMMが支援してきた事業所です。この日も、女性方が製作・販売に従事されていました。私達は、お喋りと買い物の後グループに分かれ、ラチャナの従業員の方のお宅に泊めて頂きました。(翌日へつづく)
   髙山 徹 神学生 

 

3/27(木)
朝食(各家庭で)
ホストファミリーとフリータイム 
 
翌日午前中まで、それぞれ滞在先の家族の方々と交流のひと時を持ちました。現地語が分からない中でしたが、単語のメモや絵を用いながらお喋りをし、楽しい経験となりました。翌朝、周辺を散策すると、のどかな農村風景と荘厳な仏閣を目の当たりにしました。
   髙山 徹 神学生
シェムリアップへ移動
シェムリアップ到着
ホテルにて小休
 
 私たちは、バッタンバンを離れ、シェムリアップへ移動しました。シェムリアップという有名な観光地です。こちらにユネスコの世界文化遺産に登録されたバイヨン寺院、アンコールワット、タ・プロムがあります。(翌日へつづく)
   ヨセフ神学生 

 

3/28(金)
アンコールワットの朝日鑑賞
終日 アンコール遺跡群鑑賞
(バイヨン寺院、アンコールワット、タ・プロム) 
 
 アンコールワットの朝日鑑賞をするために、朝5時、アンコールワットに向かって出発しました。最初にアンコールワット寺院の前に日の出るところを撮影しました。そして、アンコールワットを見学し始めた。それから朝食を食べてから、残り時間は、バイヨン寺院とタ・プロムとも訪ねてきた。この素晴らしい遺跡群を見て頂いて感動しました。あるカンボジア人は、「カンボジアへ旅するなら、アンコールワットを訪れに来ないと、決してカンボジアに来たことがないよ」と言った。確かにその通りです。
 カンボジアで色んな体験させていたこと出来まして何よりも感謝一杯です。現地で、多くのカンボジア人に出会って、交流出来ました。彼らの生活を実際に見ながら、いろいろ考えさせました。これからカンボジア人のためにたくさん祈って参りたいと思います。
   ヨセフ神学生
戦争博物館 見学
フリータイム(ナイトマーケットなど)
 
 アンコールワットやその周辺の遺跡群を見学した後、午後は戦争博物館へ行きました。博物館といっても建物ではなく、野外にたくさんの戦闘機や戦車等が配置されていて、武器や地雷も置いてあって実際に触ることができます。国全体が戦争に巻き込まれたカンボジアでは、今でもたくさんの地雷が埋没しており、その被害者特に外で遊ぶ子どもたちの被害が後を絶たないようです。実際に戦地に出向いていった男性が、その野外博物館のガイドをしてくれたのですが、その彼自身の左足も地雷で無くし、彼の家族も戦争で亡くしていました。彼の私たちに向けてのメッセージが今でも心に響いてきます。静かに、でも力強く語りかけてくれました。
 「戦争はなんにも良いことがない。見てください、私のこの足を。なくすことばかりで得るものは何一つない。絶対にしないでください、戦争を!」
   ブラザー八木信彦 

 

3/29(土)
タオム村へ出発
(終日タオム村)
タオム村にて子どもと交流
村散策など
シェムリアップに戻り小休憩
買い物などフリータイム 
 
 
 カンボジアでの体験学習プログラムとしては最後だった、タオム村を訪問について少し感じたことを述べたいと思います。
 まず、教会を守ってくださった二人の老夫婦からタオム教会の歴史についてお話がありました。同じカンボジア人同士で殺したり、強制移住させたりした、カンボジアの悲しい歴史が教会に銃跡と共に残っていました。
 その中で教会を守ってくれた老夫婦…
 もし、自分がその環境に置かれたらどうしたんだろう…
 その後、子供たちと交流会をしたり、村に住んでいる人々の家に訪問したりしました。まだ、中学生ぐらいの若い人々が家族を養うために命をかけてタイにパスポートなしで働くために行ってました。よく友たちと遊んだり、勉強したりする年に石を拾ったり、工場で働いたりして苦しむ…
 世の中ではまだ一日の食べ物にも困っている人々がたくさんいる。その人々のために自分ができることはなんたろう…いろんなことを考えさせるたいけんでした。
   ソン神学生

 

3/30(日)
ミサ
フリータイム(買い物)
まとめの時間・振り返り
夕食(伝統舞踊鑑賞)
空港へ移動
アシアナ航空(OZ)にて空路ソウル・大阪へ 
 
 主日のミサに与りました。洗礼式が行われていて、少し長く感じられました。今日は最終日で、アンコールワットのあるシェムリアップは一大観光都市なので、お土産等の買い物に少し時間をとりました。そして、建物と庭がゆっくりと配置されているイエズス会の黙想の家に行き、旅の振り返りを一同で行いました。旅の中で色々な体験を共有でき、その参加者の分かち合いはとても有意義なものでした。違った視点のとらえ方や新たな気づきの再発見が多々あったように思います。その後夕食の会場でカンボジアの伝統舞踊を鑑賞し、シェムリアップ国際空港からソウル経由で帰国しました。
   ブラザー八木信彦

 

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